ウキの製作(その5)森研の製作道具 自作ウキ オーダーウキ    
ウキの製作(その5)コーティングと下塗り
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 塗装工程を大まかに分類すると、①下コーティング、②下塗、③上塗、④仕上げコーティングとなる。
このページでは、①、②を解説する。



  1、ウキ表面の下地コーティング(1段階目)

この時に使用する塗装材料はセルロースクリア(ラッカークリア)であるが、 ウキ穴にコーティング剤が入らないよう処理(ウキ穴に爪楊枝など挿して置く)を行い、 コーティング剤の中にどぶ漬けする。
この時ウキ表面から気泡が出るが、出なくなるまで5~6回ほど乾燥とどぶ漬けを繰り返し コーティング剤を良く浸み込ませるのがコツだ。これはウキの吸水を避けるためである。
この工程の中で、3回に1度の割合で表面に水ペーパーをかけ、表面の凹凸処理を行う事を忘れないでほしい。

どぶ漬け
5~6回行う
水ペーパー処理








  2、下地コーティング(2段階目)

2段階回目では、次の工程で行うカラー塗装の為、使用する塗装材料はセルロースホワイト (ラッカーホワイト)を使用する。 これも同様にウキ穴保護を行いどぶ漬けする。
この工程においても3回に1度の割合で表面に水ペーパーをかけ、6~8回ほど繰り返す。
ラッカー系の塗料は、エポキシ系とは異なり溶剤を使用するので1回の塗膜が薄く、 塗膜の厚さ確保の為塗装を繰り返すのである。
これが終わると、念の為浮力確認を行って置くと仕上げの際に行う浮力表示が楽になる。

ホワイトどぶ漬け
水ペーパー処理
浮力測定








  3、下塗り

コーティングが終わったらいよいよ下塗りだ。
この下塗りにおいても、次のカラー系塗装の為にホワイト塗料を使用する。
森研ウキは、下部にはラッカー系のホワイト塗料を、 上部には仕上げで使用する同系の蛍光ホワイト塗料を使用する。
塗装の際は、ドリルに取り付けられたジグにウキを差し込み、 回転させながら塗ると作業は楽であるし、塗膜も均一に仕上げる事が出来るのだ。
塗装では1塗装後の乾燥を十分確認し、上部、下部ともそれぞれ2回程度繰り返す。
これで下塗りは完了だ。

下部ラッカー塗
上部蛍光ホワイト塗り
下塗り完了








 

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